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センパイ学

16限目:AT&T シンガポール法人 二宮 瑞樹さん

(2011年3月 理工学研究科電子情報工学専攻 修了)

<現在>
AT&T シンガポール法人

海外にもっと触れたいという思いから現在の仕事に就きました。仕事や日常で使う英語は学生時代から取り組んでいました。

現在の仕事を選んだ理由・きっかけは何ですか。

大学院修了後はNTTデータというIT系の日系企業で4年間,通信ネットワークの設計担当者として東京で働いていましたが,3~4年目で海外案件を担当した際,日本とは異なる文化や商習慣を持つ方々と仕事をすることの難しさや,それを工夫して乗り越える楽しさを感じました。

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そこで,日本の会社では常に海外案件に携われる訳ではないのと,英語力も向上させたいという考えから,思い切ってシンガポールにある現在の会社(アメリカ系企業)に転職しました。シンガポールを選んだ理由としては,公用語が英語であること・生活水準が高く安全であること・日本に比較的近い,といったところです。

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現在,どのような仕事を担当していますか。

世界中の顧客(法人)拠点間を結ぶグローバルネットワークを提供している運用担当にあたるため,ルータ等の中継機器や通信ケーブルに問題が発生した際のトラブルシューティングを行っています。

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トラブルシューティングの結果,自分たちで遠隔地から直せる場合は対応し,機械の故障等と判断した場合は現地国の委託会社に機械の交換を依頼します。
チームには私の他にも日本人はいますが,シンガポール人,中国人,韓国人,ミャンマー人,フィリピン人と国際色豊かです。それぞれバックグラウンドが異なるのは当然ですが,専門知識も異なるため互いに教え合いながらチーム全体の技術力を高めていっています。

(↓写真上:リンゴの早食い競争)(写真下:ナイトクラブを貸し切って開催された飲み会)

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休日の過ごし方,シンガポールについて教えてください。

たまに海外旅行にいきます。東南アジア諸国へは近いので土日で行けますし,LCCを使うことで安く行けます。日本語の喋れない友達と行ったり,英語での観光ガイドを選択することで英語の勉強にもなりますし,旅行は同僚との話のネタにもなります。

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--シンガポールについて

赤道付近の国なので暑いイメージがありましたが,交通網が発達していることもあり,あまり直射日光に当たらないため暑くて辛いということはないです。
物価については家賃や日本食が高いのが辛いですが,給与水準が高く,所得税が安かったり住民税が無かったりするので暮らしやすいと思います。
勤務体系については,シンガポールにある企業全体的に残業が少ないのが特徴だと思います。例外もあるようですが,日本との大きな違いだと思います。他にもテレワークが進んでいるように見えますね。

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在学時について,聞かせてください。

私はサークルには入っておらず,プライベートはよく麻雀をしていました。すごく熱中していた時期は週に何度も徹夜でしていました。麻雀は,3人か4人でテーブルを囲んでするので,いろいろな人と出会う機会も多く,交友関係がそこで広がっていった気がします。

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バイトは居酒屋,家庭教師,コールセンターの電話営業,パソコンでの事務処理などをしました。これらの経験はすべて普段の業務の役に立っていると思っています。

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ご自身の就職活動について教えてください。

情報工学を専攻していましたが,プログラミングに苦手意識を感じていたので,プログラミングをあまりしない通信ネットワークの分野で就活をすることにしました。また,研究室でも通信ネットワークの研究を行っていました。

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加えて,英語を喋れるようになりたかったので日本だけでなくグローバル展開を行っている企業に的を絞って活動しました。英語については元々興味があって在学時から語学学校に通っていました。TOEICは当時840点でした。
就活を始めると英語のできるエンジニアの需要が多かったように思います。自分の強みは通信ネットワークと英語という二つの軸と感じていたため,たまたまかもしれませんが英語を勉強していたことで企業選択の幅が広がったように思います。その結果として,自分の軸に合った前職に就きました。その後,もっと海外で研鑽したいと思ったので転職したという感じです。

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社会人になって気を付けていること,愛大生へメッセージをお願いします。

特にシンガポールに来てからですが,将来についてよく考えるようになりました。今の会社は外資系ということもあってリストラも簡単に起こり得ますし,シンガポール自体が転職文化なので,ほとんどの人が3~4年ごとに転職してキャリアアップしていきます。また,以前行っていた一部の業務が,人間に代わって機械ができるようになったりしてきています。
このように一度会社に入れば安泰ということはないので,目の前の業務を遂行するだけではなく,中長期的な将来のありたい姿を見据えながら日々努力していくことが必要だと思っています。

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--愛大生へメッセージをお願いします。

 大学生活は日々の授業や勉強,サークル活動,アルバイト,飲み会等で忙しいと思いますが,それを理由に本来やりたいことができないということがないように取捨選択すると良いかもしれません。たとえば短期留学をしたくてその費用を捻出したいのであれば,飲み会を減らしてその分バイトを掛け持ちしたり,勉強して成績を上げて奨学金をもらったり等です。
社会人になれば,一般に時間が足りないため仕事でもプライベートでも無意識に優先順位を決めて取り組むようになりますが,学生のうちから物事の優先度付けを行い,優先度の低いものを思い切って切り捨てることができれば,より密度の高い学生生活になると思います。これはそういう自分自身が当時できていなくて後悔していることなので,反面教師としてのメッセージとなります。(笑)

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インタビューを終えて。

【福井】
 海外の企業に勤められている先輩にお話を伺うことができる機会は中々ないと思うので,貴重なインタビューになったと思います。二宮さんの同僚の方たちは多国籍なメンバーで,それだけ多様な価値観,視点に囲まれた日々の仕事は,とても刺激的なものなのだろうと思いました。また,日本食の値段が高い話や近隣の国へ行きやすいというシンガポールならではの話も興味深かったです。
 また,最後のメッセージでおっしゃったように,大学生はやりたいと思うことが多いわりに,日々の時間をなんとなく忙しくしているだけで,無駄にしてしまいがちです。やりたいことに向けて,自分が何をやるべきなのかを冷静に見極めることがまず重要だと思いました。

二宮さん,お忙しいところ,ご丁寧にインタビューにお答えいただき,本当にありがとうございました。

<平成28年7月21日掲載>

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