EUAA 愛媛大学校友会

センパイ学

6限目:愛媛県庁 山下 一行さん

(1979年 法文学部法学科(現:総合政策学科) 卒業)

<現在>
愛媛県庁
企画振興部地域振興局地域政策課 課長

「初心忘るべからず」の言葉通り,愛媛県庁に入った時の気持ちを今も持ち続け,常にやる気をもって仕事に取り組んでいます。

現在の仕事を選んだ理由・きっかけは何ですか。

大学に入学したころから,地元志向と公務員志向がありました。憲法のゼミに入って,憲法や法律を中心に勉強をしていました。

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 当時は司法試験の受験を考えたこともありますが,あまりにも難関だったので,結局は受けませんでしたね。教員になることも考えていたので,中学・高校の社会科の教員免許も取得しました。教職の授業を履修していたので、遊ぶ暇もなかったですね。しかし,今と同様、当時の教員の採用数も少なく,特に社会科は門戸が広い分,採用が厳しかったので,試験勉強はある程度で見切りをつけました。最終的に公務員を目指し,地元の愛媛県を受けましたが,当時は今と違って公務員講座がなかったので,独学で勉強をしましたよ。

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現在,どのような仕事を担当していますか。

企画振興部地域政策課という,地域活性化を目指した取り組みを推進し,まちおこしなどの活動を行う団体を,支援する部署の課長をしています。

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 今,最も力を入れているのは集落対策で,過疎地域,半島地域,離島地域の地域振興も担当しています。移住の推進が主な仕事ですね。今は移住ブームで,災害の少ない瀬戸内地域はかなり人気です。離島は海も山もあって,農業と漁業が可能なことから人気があります。中でも,「地域おこし協力隊」というものに力を入れていて,都会の若者に3年という任期で地域に住んでもらって,様々な地域おこし活動をやってもらうという取り組みを行っています。

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休日はどのように過ごしていますか。

休日はソフトテニスをしています。始めたのは中学生のときでしたが,高校生のとき大学受験のために一度やめていました。大学では,他のサークルに入っていたので,社会人になるまではやってませんでしたね。

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 社会人になって,民間のクラブに所属して,再開しました。いつも練習で使っているのは,石手川沿いのテニスコートです。坊っちゃん球場の近くにあるのですが,夏場は暑いので朝早く始めて午前10時か11時くらいに終わるようにしています。毎週土曜日に練習をしていて,日曜日には試合に出ることもあります。今は,息子も娘も学校の部活でソフトテニスを始めたので,夏には娘にソフトテニスを教えたんですよ。

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在学時の所属サークル・部活を教えてください。

当時,愛媛大学法律学研究会,自分たちは“愛法会”と呼んでいましたけど,法律の勉強をするサークルがあったので,そこに所属していました。だいたい30人くらい居て,中には司法試験を真剣に目指している先輩もいましたね。

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 普段から,法律に関する勉強会や発表をしていて,年に一回夏休みにはお寺などで合宿もしました。それから,先輩に誘われて学生祭実行委員会にも入っていたので,そこでも忙しく活動していました。当時も学生祭存亡の危機があって,誘われたのがきっかけでしたが,そのとき一生懸命やったことは,後から考えると社会人になったときに役に立っているように思いますよ。一生懸命やること自体に価値があるんだと思います。

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在学時に思い出深い場所はありますか。

古い学生食堂です。正門から入って右に曲がり,ずっと行った先の右手,今の生協があるあたりに古い学食がありました。今から20年くらい前に建て替えられて,現在の建物になっているんですが,それ以前の建物ですね。

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そこでご飯を食べて,友人と集まって話をしていました。当時は,300~400円で食べることができたので,貧乏だった学生当時はすごく助かりました。その値段と比べると自炊をしても,かえって高いし、手間もかかりますから,いつも学食でご飯を食べていましたね。いろんなメニューを食べたと思いますが,どんなものを食べていたのか,お気に入りのメニューは何だったのかは忘れてしまいました…。

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愛大生へのメッセージをお願いします。

4年間という時間を無駄にしないで,有効に使って欲しいですね。遊びにも勉強にも一生懸命になって欲しいです。あとは,本を読んだり,友達と議論をしたりして欲しいですね。

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今は,情報機器が発達していて,SNSやメールなどでコミュニケーションをとることもできますが,そういった付き合いではなく,顔を突き合わせて議論をして欲しいと思います。そうした議論の中で,自分の考えを相手にいかに伝えるか,相手の意見をいかに聞くかという,話す力・聞く力を鍛えて欲しいですね。そして、ボランティアやアルバイトなど,色々な社会活動もしてください。そういった様々な経験が,味のある人間を作っていきますから。

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インタビューを終えて。

【福井】
 普段の生活で,愛媛県庁を訪ねることもなかなかないので,今回のインタビューで訪問できたことは貴重な経験でした。山下課長さんと今までインタビューした方たちとは年代がガラッと変わったので,いつもと違った角度のお話が聞けてとても面白かったです。 山下課長さんは,スマートフォンのような情報機器でのつながりは一方通行であるとおっしゃいました。確かに、日々のコミュニケーションツールがスマートフォン中心に変化し,メールやLINEなどで、相手の状況を気にせず,こちらの伝えたいことのみを送信することがますます簡単にできるようになりました。面と向かって人とコミュニケーションをとるといったことがやはり重要なのですね。社会人として働くようになれば,伝えたいことが一方通行にならないことが今以上に大切になってくるのだろうと思いました。山下課長さんと面と向かってお話ができたことがとても貴重なものになりました。

【星野】
 公務員というと,固いイメージを思い浮かべる方も多いかと思いますが,山下課長さんはすごく気さくな方で,インタビューも大変盛り上がりました。私が生まれる前(!)に卒業された当時のお話もいきいきと,最近のことのようにお話していただきました。そういったご自身の経験を元に,様々な社会活動をすることをアドバイスしていただきました。学業はもちろんですが,4年間もの大学生活では、サークル,アルバイト,ボランティアなど様々な活動ができますね。山下課長さんは,社会に出たときに役立つかどうかは関係なく,そのときに一生懸命することが結果として社会人の今,役に立っているとおっしゃっていました。社会に出たときに必要だから,という思いは,何かをするきっかけにはなりますが,一度何かを始めたらそういう思いに惑わされないで,一生懸命に物事に没頭することが大事なんですね。


ご多忙のところ,ご丁寧にインタビューにお答えいただき,本当にありがとうございます。

<平成26年10月24日 掲載>

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