27限目:(株)アイテック 永岡 幸弥さん
2024年3月 農学部 生物環境学科
(現在:(株)アイテック)
入社1年目。
日々開発職として、化粧品開発に関する知見を深めているところです。
(株)アイテックを選んだ理由、動機を教えてください。
愛媛大学の合同説明会にて、「アイテック」の説明会に参加して、この企業の雰囲気の良さに惹かれたからです。
合同説明会に参加した際、思っていた以上に周りが就職活動を始めており、その雰囲気に焦り、尻に火が付く思いで就職活動を頑張りました。アイテック以外の面接を受けたときは、思うように会話が弾まなかったり、心持ちが全く異なったりしていたため、やはり「アイテック」が自分に合っているのではないかと強く思うようになりました。もともと第一志望の企業でしたが、ここに入るぞと思いながら一生懸命就職活動をし、念願叶って働くことができています。
現在どのようなお仕事をされていますか。
研究開発職として化粧品を開発する仕事を行っています。現在は先輩方のお手伝いや先輩方が行っていた業務を引き継いだり、知見を深めながら自分のものとして吸収できるように頑張っています。
お盆休み前ぐらいまでに「研修課題」があり、自分でコンセプトを決めて試作し、化粧品を作る前段階の処方設計にも徐々に携わらせていただいている最中です。
研究開発するにあたって、大学生時代に得た知識で役だったものがあれば教えてください。
得た知識よりも得た経験の方が役に立っています。その中でも一番大きかったのが「卒業論文」です。自分でテーマを決め、どういった研究をするのか、どういった手法が必要なのか、という論文作成にあたっての重要なことが処方設計や実験の課程、なにか問題が起こったときに原因は何なのかというのを推測する時に役立っています。
新しいことを始めようとすると、「失敗するのが怖い」という気持ちになりがちですが、そんな時はどう克服してチャレンジしましたか。
私も失敗すると怖いなとは思います。しかし、ここで進まないと一生進まないなと、やるしかないという思いです。今でも新しいことを始めるのは怖いなと思うことはありますが、何かしらに追い立てられて自分はやることが多いです。
「思い立ったが吉日」という言葉がありますが、その言葉のように就職活動もやらないといけないと思いながら当初はグズグズとしていましたが、周りの空気に追い立てられ火が付いたので、新しいことを始めるには大きなきっかけが必要でした。
そのきっかけを見逃さないことですね、今だったらいけるっていう感じで。
社会人になって気を付けていること、大事にしていることはありますか。
一番気を付けていることは、言葉遣いです。コミュニケーションにつながる部分もあるのですが、職場内で誤解を生むような発言をしてしまうとそれだけでよくない印象を与えてしまいます。また、情報の齟齬も与えてしまうため、最近は一番気にしています。
これまで、誤解を与えてしまうことや自身の認識が違っていたことも何回かあったので、わからないことはすぐ聞いたり、間違った言い方をしたりしないよう心掛けています。
最後に在学生へのアドバイスをお願いします。
自分の時間を大事に過ごしてほしいです。自分の時間がたくさんあるうちに自分の興味や関心のあるものを深めたり、旅行などいろいろなところに行くのもありだと思います。
大学生は自分が決めた時間割とアルバイト等で手に入れたお金で選択肢が広がるときなので、選択肢の多さをうまく活かせるように過ごしていただけたらと思います。
インタビューを終えて。
【藤山】
今回の取材では、永岡さんが現在取り組まれているお仕事の内容や雰囲気等をお聞きするなかで、ひしひしとアイテックさんの雰囲気の良さや永岡さんの自社愛が垣間見ることができ、自身もこのように雰囲気が良く自分が生き生きとできる職場に就職したいと感じました。また、新しいことにチャレンジすることについて、私も普段から物事を先延ばしにしてしまうことが多々あるのですが、永岡さんのこれまでの経験や今なされていることのお話をお聞きしながら、きっかけを見逃さず積極的に物事に取り組むことの大切さを再認識しました。私は残りの在学期間が約二年ありますが、その期間内の中で勉学に励むとともに自分の興味関心を深めたり、自身ができることを行ったりと有意義な時間を過ごしたいと思います。
【森】
今回コロナ禍後、そして自身初めてのインタビューで分からないところも多く取材前は緊張していました。しかし、永岡さんが気さくに答えていただいたおかげでリラックスして臨むことができました。また永岡さんのお話から「経験」の重要性を学びました。経験から新しいもの不安なことに対して立ち向かっていけると感じました。私の大学生活は残り2年弱と少なくなってきていますが、今までの経験を自身の学生生活そして将来に生かすことができたらなと思います。
ご多忙のところ、ご丁寧にインタビューにお答えいただき、本当にありがとうございました。
<令和6年11月18日掲載>